今日で社長職を辞して会長職

 昭和61年元旦、朝の新年挨拶の後お屠蘇で乾杯、その後父親が着物の袖から会社の実印を
テーブルの上において,社長を交代しようと切り出しました。まだまだ早いとおばあさんが言って
おったのを思い出しました。
 その時の話ですが、まだ若いので困ることも多いかもしれんが、そういう時には家に帰って
相談するので1日待ってくださいと言い、考える時間をもつといい。
よしんば自分が死んだとしても相談して返事をさせてくださいと言へと言われました。
 また、それから2年後、酒造会社の専務をすでに兼務していたとき、役員会で社長を受けるか
どうか返事をしなければならなくなり、父親に相談したところ、朝食のテーブルに1枚の紙が
置いてあった。    その文面は
        憂き事の尚この上に積もれかし限りある身の力試さん   熊沢蕃山

 要するに、若いんだから死ぬ気でやってみろ、世間様はよく見てるし、必ず結果は
力を入れただけ出るもんだよと、それからというものありとあらゆることを考え、実行し
修正しの繰り返しをしました。
 そしたら酒質の審査会で中四国、九州、近畿国税局鑑定官室の審査で首席になった。

 そんなこんなを繰り返し長々と社長職をやり続け33年、もうぼつぼつと思っていたところ
去年のブラジルオリンピック男子400メートルリレーの日本のように、渡し方次第では
加速度が増してさらによくなることもあるので,英断し渡すことにしました。
 若いということは、何にも勝る大きなパワー、未曽有の可能性を十二分に発揮できるよう
裏方に徹し協力にサポートするつもりですので、これからも倍旧のご支援、ご指導を
賜りますよう伏してお願い申し上げます。

追伸
これからは東京農大の出身ですし、少しでも農業にかかわる仕事に精をだそうと懸案中です。
プロフィール

代表取締役会長 川中 敬三

Author:代表取締役会長 川中 敬三

当社は「すぐれた技術と未来へのすさまじい創造力により健康社会の実現に貢献する」という理念を掲げ、日夜ものづくりに励んでいます。私たちのものづくりの原点は、できるだけ自然なものを用いて、安全でおいしい食品を造ることをモットーにしています。

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